宅建権利関係の優先順位は、高いのか低いのか気になっていませんか?
優先順位を間違えると挫折する恐れがあります。
実際に私も勉強する順番を間違えて、一度挫折した経験があります。
そこで本記事では、宅建権利関係の優先順位は高いのかに対する回答と、効率的な勉強法を紹介します。
権利関係の優先順位が分かることで、挫折せずスムーズに学習できるはずです。
宅建権利関係の勉強を始めようか悩んでいる方は必見です。
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ふぁも
宅建権利関係の優先順位は高い?
宅建試験の分野は、大きく4種類で構成されています。
- 権利関係
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税・その他
効率良く学習するためにも、優先順位を考えて勉強する必要があります。
【結論】高くはない!他の分野から学習を進めよう
権利関係は他の分野と比べて、優先順位が高くないです。
なぜなら、宅建試験の中で最も難しい分野といわれているためです。
実際に難しい分野から学習を進めると、挫折する原因になります。
私は権利関係から読み始めたため、他の分野までいかずに挫折しました…
そのため、権利関係は後回しにして、他の分野から始めることで、モチベーション維持しながら効率良く学習できます。
勉強する順番は、以下の順序で進めるのがおすすめです。
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税・その他
- 権利関係
なお、内容が難しいからといって、権利関係を捨てるのはおすすめしません。
権利関係は全50問中14問を占めており、全ての問題を外すと合格点に届かなくなるためです。
あくまでも後回しにするだけにして、権利関係もしっかりと学習しましょう。
権利関係の中では民法の多くは後回し
権利関係の勉強を始める際、民法の多くは後回しにして、他のテーマから学習するのがおすすめです。
そうすることで、無駄な労力をかけずに効率良く点数を稼げます。
民法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
なお最も優先順位が高いのは、出題頻度が高く、難易度が優しい問題です。
過去10年の権利関係に関する問題に基づくと、最も優先順位が高いのは以下のテーマです。
過去10年で毎年出題
- 借地・借家法
- 区分所有法
- 相続
- 賃貸借
- 不動産登記法
相続と賃貸借は民法ですが、それ以外は権利関係で出るその他の法律です。
上記のテーマは過去10年で毎年出題され、不動産登記法以外はそれほど難易度は高くありません。
不動産登記法は、年度によって難易度にばらつきがあるものの、過去問で十分に対応できることもあります。
次に、2・3番目に優先順位が高いテーマは以下の通りです。
過去10年で7回以上出題
- 時効
- 代理・無権代理
- 意思表示
- 売主の担保責任
- 不法行為
- 抵当権・根抵当権
過去10年で5回以上出題
- 制限行為能力者
- 弁済・相殺・対抗要件
- 請負・委任
- 債務不履行・解除・手付
抵当権・根抵当権や債務不履行・解除・手付は、出題数はそこそこあるものの、他の分野と比べて難易度が高いため、深入りする必要はありません。
また、制限行為能力者をはじめ、法改正がある法律は狙われやすいので、優先順位は高くなります。
他の重要テーマの勉強が追いつかない場合は、優先順位が低い順・難易度が高い順に捨てるのもありです。
最後に優先度が最も低いテーマは以下の通りです。
- 債権譲渡・債権引受
- 保証・連帯保証
- 連帯債務・連帯債務件
- 地上権・永小作権・地役権
過去10年で出題回数が4回以下と比較的少ないです。
難易度もあまり難しくないので、さっと把握し過去問を解く程度で問題ありません。
余裕のない方は捨てるのもありです。
宅建権利関係の効率的な勉強法
権利関係は他の分野と異なり、暗記しただけでは解けない問題が多く出題されます。
少しひねった問題も出題され、全体的に応用力が試される分野です。
そのため権利関係は、一層戦略的に勉強に取り組む必要があります。
深入りはせず満遍なく読む
権利関係は他の分野と比べて難しく、深入りしやすい分野です。
深入りして何度も同じテーマに時間をかけると、モチベーションが下がり挫折する恐れがあります。
私も権利関係の学習で深入りしてしまい、挫折しました。
くれぐれも注意してください!
宅建試験は、一分一句完璧に覚える必要はありません。
一通りざっくり読んで、なんとなく分かったらどんどん進みましょう。
区切りの良い分野まで読んだらすぐに問題を解く
テキストの内容を読み終えたら、忘れないうちに問題を解きましょう。
そうすることで、内容の理解が深まり、問題が解けたという達成感が得られます。
また試験にどのように出題されるのか、傾向が分かります。
「テキストを読む」「問題を解く」はセットで行い、ひたすらこのサイクルを繰り返しましょう。
2周目からは苦手分野を集中的に学習する
問題を解いていると、苦手な分野だと感じる場面があるはずです。
その場合は、苦手だと感じた箇所に付箋を貼りましょう。
そして2周目になったら、もう一度見直して集中的に学習しましょう。
反対にできる分野は少し内容を掘り下げたり、難しい問題を解いたりして、内容の理解を深めましょう。
宅建権利関係の優先順位は高くはない!他の分野から学習するのがおすすめ
宅建権利関係の優先順位は、他の分野と比べて高くありません。
だからといって、全体に占める問題数が宅建業法に次いで多いため、捨ててはいけません。
まずは宅建業法から学習するのがおすすめです。