高校生の塾代が払えないときの対処法5選！塾以外で学ぶ方法も紹介

「高校生の塾代を支払うのが難しい…」そのような悩みを抱えていませんか？

実はこの悩み、多くの家庭が抱えています。

特に、高校生になると受験も意識し始め、塾の必要性を感じる一方で、塾代の負担はますます大きくなります。

そのような事態になった場合は、塾の見直しを検討するのが最も現実的で効果のある方法です。

この記事では、高校生の塾代が払えないときの対処法5選や、塾以外で学ぶ方法も詳しく解説します。

塾代が高くて気になってしまう方やこれから塾に行かせようか検討している方も、ぜひ参考にしてください。

高校生の塾代が払えないときの対処法5選！

高校生の塾代が家計の大きな負担となり、支払いが難しくなるケースは少なくありません。

もし、塾代が払えない場合は、以下の対処法を実践しましょう。

それぞれ順を追って解説します。

塾に直接相談する

塾代の支払いが厳しいと感じたら、まずは早めに塾へ連絡しましょう。

実際に相談することで、支払いを猶予してくれたり分割払いに変更できたりと、柔軟に対応してくれるケースがあります。

もしくは、塾に通う回数や時間を減らすのも有効です。

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

もし未払いのまま放置してしまうと、退塾やサービスの停止、最悪の場合は財産の差し押さえが行われるおそれもあります。

今後の支払い計画や見通しを伝えたうえで、どのような対応が可能か塾に相談してみてください。

安く抑えられる塾に乗り換える

現在通っている塾代が高額で負担が大きい場合、より安く抑えられる塾への乗り換えを検討するが効果的です。

最近では月1万円前後から受講できる塾や、ネットを活用した低価格の塾なども増えています。

学習スタイルや必要なサポートにあわせて、子どもと相談したうえで塾に乗り換えることが大事です。

その際、複数の学習塾を比較できる「塾選」を活用するのがおすすめです。

以下のボタンから、全国の学習塾から資料の取り寄せや体験授業の申し込みなどを行えます。

塾以外の学習方法を検討する

乗り換えても塾代を払うのが難しい場合、塾に頼らずに学習できる方法を検討しましょう。

具体的には、以下のような方法が挙げられます。

子ども自らが勉強を進める場合、自身のペースで学習できるうえに、塾に通うよりも費用を安く抑えることが可能です。

ただし、自主学習だと途中で挫折して勉強しないおそれがあります。

そのため、一度オンライン学習を試してみて、それが難しい場合は他の塾を検討するのがおすすめです。

詳しくは「高校生が塾に通う以外で学ぶ方法」で解説しています。

自治体や民間の支援制度を利用する

経済的に厳しい家庭向けに、自治体や民間による支援制度を行っている場合があります。

具体的には、以下のような制度を実施しています。

受験生チャレンジ支援貸付事業	東京都内の中学3年生・高校3年生、またはそれに準ずる方を対象に、一定所得以下の世帯に対して、塾代や受験料を無利子で貸し付ける制度 進学した場合には返済免除がある
スタディクーポン	経済的困難を抱える子どもに対して、学習塾や習い事などの教育プログラムで利用できるクーポン 個人や企業からの寄付が原資となる 子ども自身が自分の興味や必要に応じて利用先を選べる 導入例として、渋谷スタディクーポン、多摩市スタディクーポン、くにたちスタディクーポンなどがある
ひとり親世帯向けの児童扶養手当	ひとり親世帯を対象に、18歳までの子ども（障がいのある子どもは20歳まで）を育てるために行われる経済的支援 所得制限があり、収入によって支給額が変わる

このように条件を満たせば、塾代を補助してくれる可能性があるため、まずは住んでいる自治体の制度を調べてみましょう。

お金を借りる

どうしても期日までに塾代が用意できない場合、祖父母をはじめとした家族に、お金を貸してくれるように相談しましょう。

返済の有無は貸し付ける家族によって異なるものの、もし返済が必要な場合は、具体的な返済スケジュールを伝えておくとトラブル防止につながります。

ただし、生活の都合で必ずしもお金を借りられるとは限りません。

その際は、最終手段として教育ローンやカードローンなどから、一時的に資金調達をしましょう。

所定の金利に応じて利息がかかるものの、中には「受験生チャレンジ支援貸付事業」のように無利子で貸し付けできる場合があります。

お金を借りる際は、あらかじめ返済計画を立てて、無理のない範囲で返済しましょう。

高校生が塾に通う以外で学ぶ方法

高校生が塾に通わなくても、以下のような方法を活用することで、十分に学ぶことが可能です。

どれも子ども自身で主体的に行動する必要があります。

もし、これらの学習方法で勉強するのが難しい場合は、塾に通うのがおすすめです。

オンライン学習サービスを利用する

インターネットを活用したオンライン学習サービスは、子ども自身が進んで学習することで、低価格で質の高い授業を受けられるのが特徴です。

中には月額1万円以下で受講できるサービスもあり、個別指導型や集団授業型など、学習スタイルが豊富にあります。

また、自宅で受講できるため通塾する必要がなく、スケジュールにゆとりを持たせることが可能です。

ただし、パソコンやタブレットなどの機器や通信環境を整える必要があるほか、コンテンツの種類が多いため、子どもに合ったサービスを選ぶことが大切です。

YouTubeで勉強する

YouTubeには、元教師や現役講師などが解説する教育系チャンネルが数多くあり、好みにあわせて選択できます。

無料で幅広い科目の学習ができ、苦手分野の克服や予習・復習に役立てることが可能です。

しかし、他の動画に気を取られやすかったり、質問や添削ができなかったりする点には注意が必要です。

参考書や問題集で独学する

一人で集中して勉強できる子どもには、参考書や問題集を使った独学もおすすめです。

自身の理解度にあわせて繰り返し学習でき、特定の科目や分野に集中して取り組めます。

そして、時間や場所を選ばずに勉強できるため、スケジュールの融通が利きやすいです。

一方で注意点として、独学には自ら計画を立てて勉強を進める力が必要なため、普段から誰かに指示を受けたり教えてもらったりしながら学んでいる子どもには、ややハードルが高いです。

無料塾を活用する

自治体やNPO法人が運営する無料塾を活用するのも一つの手です。

その一つとして、杉並区を拠点に活動している無料の学習塾「フリービー」があります。

「フリービー」では、中高生を対象にベテラン講師による学習支援を受けることが可能です。

経済的な事情で勉強する機会がない、やむを得ず受験を諦めるということがないように支援してくれます。

塾代が払えないものの、どうしても塾に通わせたいという方は検討してみてください。

学校の先生に質問や添削などをお願いする

学校の先生に積極的に質問したり、小論文やレポートなどの添削をお願いしたりするのも有効な方法です。

特に、記述問題や論述対策などでは、先生からのフィードバックが大きな力となります。

また、三者面談の際にそのようなお願いをすると、先生は協力的になってくれる可能性が高いです。

もし、熱心にサポートしてくれる担任の先生だと、過去問や類似問題などをコピーしてくれます。

そのうえ、その担任の先生が他の専門の先生に対して、添削や面接などのお願いをしてくれるケースがあります。

まずは三者面談を通して、質問や添削などをお願いしてみてはどうでしょうか？

あるいは子どもに対して、学校の先生にお願いするように促してみるのもおすすめです。

高校生の塾代が払えない場合は塾を見直すのがおすすめ！

高校生の塾代が払えないからといって、勉強や受験を諦めるのは早いです。

現在塾に通っている場合は、塾に直接相談したり安く抑えられる塾に乗り換えたりするのがおすすめです。

もし、塾代を最小限に抑えたい方や塾代が払えないほど余裕がない方は、日常の勉強はオンライン学習サービスを利用し、質問や添削などは学校の先生を活用しましょう。

その際は、子どもとよく話し合って学習方法を決めるのが重要です。